EFI-Tech:Note

エンジンオーバーホール作業、コンプリートエンジン制作工程、ECUセッティング、ダイノジェット製シャーシダイナモを使用してのパワーチェックなど日々の作業内容をご紹介していくブログです。

【RB25】コンプリートエンジン 腰下重量合わせ

 

RB25コンプリートエンジン

画像は腰下重量合わせの作業風景です。

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ピストン、ロッド大端、小端、全体重量を揃えます。

当社では全体重量から大端重量を引いた物を小端重量としています。

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日本ではメタルクリアランスが重要視され、純正でも沢山のメタルグレードが用意されてますが、

海外ではクリアランスよりロッドのバランスを重要視し、アフターメーカーはショット加工されたロッドをバランス取りの為に削られたく無い為、大端、小端、全体バランスを揃えた物を一台分として出荷し、ピストンメーカーも基本的にはサイズより重量を揃えて出荷します。

コンロッドに掛かるGを考えるとクリアランスより大端重量を揃えた方が良いと言う合理的な考え方ですね。

 

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気筒別にロッドバランスが違うとメタルに掛かる付加も変わってしまう為、メタルクリアランスを揃える意味が無くなってしまいます。

同じクリアランスで組んだロッドメタルの当たりが気筒別に異なる場合はロッドバランスが悪いか、ロッドボルトの締め付けが適切でない場合が多いと思います。

 

オイルクリアランスを均等に保つ為には、ピストン、コンロッド重量バランスはメタルクリアランスと同じ様に大切なポイントです。