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エンジンオーバーホール作業、コンプリートエンジン製作工程、ハーネス製作、ECUセッティング、ダイノジェット製シャーシダイナモを使用してのパワーチェックなど日々の作業内容をご紹介していくブログです。

自動車配線入門 パート3追補版 なぜ電線を捻るのか? 捻るの柔らかくなる?

「なぜ電線をひねる、ねじるのか?」についてご質問を頂いただきました。

本当はもっと後で説明しようと思っていたのですが、「捻ると柔らかくなる」って所を疑問に思っている方も多いかもしれないので昨日の記事の追補として書きます。そんなに長くはならないので気になる方は読んでみてください。
「電線をねじる」という技術についてある程度詳しい人は「ノイズ対策」と言う答えが浮かぶと思いますし、実際間違いではありません。ただ「モータースポーツ配線」において「電線を捻る、ねじる」行為は「ノイズ対策」にまったく関係ありません。

ノイズ対策が必要な箇所、トリガ配線、CDI配線、CAN、イーサネット等ですがこれらにはノイズ対策がしてある「シールド線」もしくは「ツイスト線」を初めから使い、組み立て時に「電線をねじる」といった行為はしません。

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画像、赤と黄色の電線は真っすぐの時同じ長さですが、90度曲げると終着点に4ミリ程のズレがあるのが分かります。

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曲げた時外側の走る電線は内側の電線より長くなくては同じ場所にたどりつきません。車の場合両端にカプラーがつく為この「電線長のズレ」が配線を引っ張る形になり、出来上がり配線を硬くしてしまいます。電線が増えるほど曲げた時に外側の電線は短くなる為「電線長のズレ」は大きくなり、束ねた太い配線は硬くなります。

「電線をねじる」事で出来上がる配線より長く電線を使い電線に余裕を持たせ更に「二本の線に内側、外側が無くなります」
画像、緑と白のツイスト線は電線に「内外が無い」為二本の出発点と終着点は同じです。

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配線が多くなる場合は「一本の線を中心に層を作りながら捻る」つまり何重にも巻くようにして作り、一層目の電線より外層の電線を長く使い、束ねた配線を曲げた時に起こる「内層と外層」と「内側と外側」の二つの「電線長のズレ」を無くす事で配線が柔軟(柔らかく)仕上がります。

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外装のコルゲルトチューブやメッシュ系はそれ自体が柔らかい為こういった行為はあまり必要無いですが、収縮後「耐圧ホース」並に硬くなるDR-25等を使う場合には有効なテクニックとなります。

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