EFI-Techno × LOG

エンジンオーバーホール作業、コンプリートエンジン製作工程、ハーネス製作、ECUセッティング、ダイノジェット製シャーシダイナモを使用してのパワーチェックなど日々の作業内容をご紹介していくブログです。

EK9 不調車両点検

バタバタと作業に追われ久しぶりのブログ更新です。。。

特に専門としている訳ではないのですが、EFIには他の車屋さんが匙を投げた不調車両がポツポツと持ち込まれてきたりします。今回もそんな一台のトラブルシューティングです。

お預かりの車はEK9の不調車両。

症状としては、初爆ー完爆ーアイドルアップーエンスト。。稀にアイドリングしたりしますが、アクセルオンぐずる感じです。。ゆっくり踏むと回転は上昇するのでメカニカルなトラブルよりは燃料系、センサ、電気系の感じがします。

雰囲気的には圧力センサーのキャリブレーションミスに似ています。。が電圧は正常値。。この手の作業は海に投げた石ころを探す事に近いです。なので僅かな望みに賭け基本的な所から押さえます。

 

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この年代のホンダ車は良く壊れる代表的な部品が幾つかあるのですが、それは前の所で交換済みとの事ですが。。。。。。。一応調べます。。結果。。

 

圧縮ー有 燃圧ー有 バルタイー正常 コイルー正常 パワトラー正常 

燃料ポンプー正常 メインリレー正常 インテークポート内ー正常 プラグー正常 コードー正常 EX内-正常 AAC-正常 THP-正常 MAP-正常 AT-正常 WP-正常 

ポンプ、フィルター、レギュレター系が怪しいかなと思っていたのですが見事に燃圧計の針が上がります。。

ここまで調べて、ドはまりになるパターンの車だなと経験が訴えかけてきます。

ダイアグにはTDCエラーくらいしか残っていなかったので後に回していたのですが次に信号系を調べていきます。

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REF-ok SYNK-ok TDC-ok 点火信号、IJ信号もテスター上では問題なし。。。。

数個電圧が少しずれている箇所が見つかったので何かないかとテスターをあてます。

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ECUが二個車内に在ったので交換済みとは分かったのですが念の為IN、OUTを計測して配線のショート、破損、ECU不良を調べていきます。

調べる配線をカプラーから外し、ECU側の電圧と車両側電圧を測定して異常がないかしらべます。B16BはECUに来る電線が多くはないので時間はかかりますが精神的にはそこまで辛い作業ではありません。。。ECUグランドに掛かる電圧が少し低い気がしたのでショートジャンクションをバラシて測定しましたがオカシイ所はありません。。

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これまでの作業結果、センサ、電気系異常の線は薄いと判明しましたので。。。本格的な分解作業に移行です。。。完治までもう少し?の予定です。。。