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エンジンオーバーホール作業、コンプリートエンジン製作工程、ハーネス製作、ECUセッティング、ダイノジェット製シャーシダイナモを使用してのパワーチェックなど日々の作業内容をご紹介していくブログです。

【RB26】コンロッドボルトの打ちかえ_EFI テクノロジック

 

RB26の強化コンロッドボルトが届いたので

打ちかえ、メタル合わせの準備をしました。

 

RB26コンロッドボルトの打ちかえ1


コンロッドボルトがエンジン内で最も過酷な状況に在り、しっかりとした管理が必要なのは以前書いたと思います。

その為には強度も必要ですが、きちんとした測定部位が大切です。

 

ほとんどの強化ロッドボルトにはゲージを当てる窪みがあり、伸び管理が容易に出来る様になっています。

 

RB26コンロッドボルトの打ちかえ2



当社の管理方法は、まず新品のボルト長さを計り記録します。

次回のオーバーホール時に再使用可能かの判断はこの数字が基準になります。

 

次に必要な伸び量を確保する為の締め付け角度を計測します。

最終的にはストレッチゲージを使い締め付けるのですが、コンロッドバイスでゲージが使えないのと、メタル合わせ時何度も締め緩めを繰り返すので、測定時は角度締め付けをしたあとマイクロゲージとストレッチゲージで伸びを確認、その後大端内径測定をします。

 

RB26コンロッドボルトの打ちかえ3

 


メタル合わせを始める頃には12本のボルトのインチとミリの測定値でA4の紙が数字だらけになってしまいます。

 

RB26コンロッドボルトの打ちかえ4

 

 

以上、EFIテクノロジックでした。