【RB26】コンロッドボルトの打ちかえ_EFI テクノロジック
RB26の強化コンロッドボルトが届いたので
打ちかえ、メタル合わせの準備をしました。
コンロッドボルトがエンジン内で最も過酷な状況に在り、しっかりとした管理が必要なのは以前書いたと思います。
その為には強度も必要ですが、きちんとした測定部位が大切です。
ほとんどの強化ロッドボルトにはゲージを当てる窪みがあり、伸び管理が容易に出来る様になっています。
当社の管理方法は、まず新品のボルト長さを計り記録します。
次回のオーバーホール時に再使用可能かの判断はこの数字が基準になります。
次に必要な伸び量を確保する為の締め付け角度を計測します。
最終的にはストレッチゲージを使い締め付けるのですが、コンロッドバイスでゲージが使えないのと、メタル合わせ時何度も締め緩めを繰り返すので、測定時は角度締め付けをしたあとマイクロゲージとストレッチゲージで伸びを確認、その後大端内径測定をします。
メタル合わせを始める頃には12本のボルトのインチとミリの測定値でA4の紙が数字だらけになってしまいます。
以上、EFIテクノロジックでした。