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エンジンオーバーホール作業、コンプリートエンジン製作工程、ハーネス製作、ECUセッティング、ダイノジェット製シャーシダイナモを使用してのパワーチェックなど日々の作業内容をご紹介していくブログです。

【RB26】エンジンオーバーホール(段付き修正)_EFI テクノロジック

 

ポートを軽く修正しました。

段付き修正と呼ばれる加工ですね。

RB26エンジンオーバーホール_段付き修正

 

ポートの加工は難しく、エアフローベンチをまだ当社は完備していない現状、純正形状を壊さない程度で留めておきます。

 

RB26エンジンオーバーホール_段付き修正

 

削る腕が自分にあれば良いのですが、どうしても削りやすい所ばかりを拡大してしまい、ポート上面の距離が下面に比べて長く仕上がってしまいます。 

フルチューンのドラッグカーの様な使い方ならそれでも構わないのですが、ノーマルカム、ノーマルタービンを想定すると、段付き修正がベストかなと思います。(コスト的にも)

フローベンチを導入したら色々試したい部分ではあります。

 

バルブシートは痛みも大して無かったので、軽くすり合わせをして燃焼室の容量を測ります。

 

RB26エンジンオーバーホール_段付き修正

 


注射器やスポイトも使った事はありますが、どうしても誤差が大きくデータとして信用出来ませんので、ビュレットを使い計測します。

 

RB26エンジンオーバーホール_段付き修正(ビュレット)

 

アクリル板にグリスを塗り測るのとビュレットの0調整が難しい為、誤差は0.05~0.1cc程度かなと思います。

そこそこ正確なのは良いのですが、100ccのビュレットは長さが1メータ弱あり使うのが大変です。

 

RB26エンジンオーバーホール_段付き修正(ビュレット)

RB26エンジンオーバーホール_段付き修正(ビュレット)

 

全気筒64.6~64.8ccで揃っていました。一緒にいたブロックに比べると大変優秀なヘッドです。


誤差を考えても0.5cc以内で揃っているので燃焼室はスキッシュの小加工だけで済みそうです。

 

以上、EFIテクノロジックでした。