EFI-Techno × LOG

エンジンオーバーホール作業、コンプリートエンジン製作工程、ハーネス製作、ECUセッティング、ダイノジェット製シャーシダイナモを使用してのパワーチェックなど日々の作業内容をご紹介していくブログです。

ER34 RB26DETT linkg4+ Vカム 仕様 始動  Vカムをリンクで制御!!

ECUハーネス制作、点検その他色々でお預かりの34スカイライン、エンジンハーネス、室内ECUハーネスが仮付け出来る程の形になったので始動確認を行いました。

お車はRB26に換装済み、Vカム仕様です。今回はこれらも含めアクセサリー関係は全てLINKで作動させます。

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各パラメーターをセットしてエンジンを始動。。。の前にインジェクションテスト、イグニッションテスト、各AUX、AN、DI等を確認します。今回ピギーバックでの取り付けですが、入出力が多い為チェックに時間がかかります。

そして無事始動。始動後アイドルバルブや燃料など慌ただしく設定変更がある為Vカムは遅角状態で放置してアイドリングが正常に行える所までもっていきます。

 

アイドリングが安定したらランタイム値を確認しながらVVT制御パラメーターの設定を行いシステムを動かします。

ステータスがアクティブになったのでVVTマップを少し進角させてソレノイドが動き、アイドリングに変化がある事を確認し初期テスト終了です。

 

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とりあえず始動が確認できましたがタイベル回りからアクセルオフで異音が出るので一度取り外して点検する事にしました。

RB26のプーリーボルトは締め付けトルクが強烈な為3/4のブレーク棒で力を掛け緩めるのですがスカスカ……予想通り殆ど締まっていませんでした。20キロ位のトルクでしょうか?

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前作業者も心配だったのかロックタイトが沢山付いていましたが、緩まないのときちんと締まっている事は意味が違います。。。

締め付けトルクが弱かった為か、本来は「つるつる」のクランク先端にプーリーが暴れた?痕がありました。。。

 

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取りあえず引っかかり等はないので異音の原因と予想されるタイミングベルトを純正品に変えプリーボルトを規定値で締め付け完了です。。

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